国際女性デー(3月8日)にちなみ、経済界や大学、スポーツ分野の男女4人が「リーダー」をテーマに意見を交わす座談会が3月3日、福島市で開催されました。当協会の理事・女子委員長の坂本幸司も、ラグビーの本県女子チームの指導者として参加しました。
主催は福島民友新聞社、読売新聞東北統括本部、福島中央テレビ。国際女性会議「WAW!(ワウ)2022」有識者会合委員でクリフ(福島市)社長の石山純恵さん、女性研究者の育成に力を入れる東北大副学長の大隅典子さん、起業支援や人材育成に取り組むグロウイングクラウド(郡山市)代表理事の三部香奈さんと、女性への無意識の偏見やこれからの活躍について、女子ラグビー指導者の視点を交えて語りました。
座談会記事は福島民友(3月8日)の【企画特集】として14、15面に掲載されています。ぜひ、ご一読ください。
ニュースサイト「みんゆうNet」にも関連記事が掲載されています。
女性リーダー阻む「偏見」 少ない事例...想像できず、福島で座談会
福島県ラグビー協会では、福島県内の少年ラグビースクール連絡協議会による計画として、スクール(ミニ・タグラグビー)の普及発展を促すために、2月に交流大会を開催しました。昨年に続く第2回目の開催であり、今大会もスクラムジャパンプログラム助成金を活用させていただきました。
この大会は、福島県内の勿来少年ラグビースクール、いわきラグビースクール、郡山少年ラグビースクール、福島市少年ラグビースクールが参加し、いわき市の鮫川河川敷グランドで行われました。参加チームの一部は合同チームを結成し、幼児の部、低学年、中学年、高学年のカテゴリーごとにタグラグビー・ミニラグビーの交流試合が行われました。
少年少女ラガーマンが4チーム154名、指導者48名、保護者、関係者を含めて350名以上が参加し、非常に意義深く楽しい交流大会となりました。大会ではタグ・ミニラグビーレフリーの養成も行われ、各チームからレフリーを担当し、経験を積む機会も提供されました。指導者がルールを理解した上で子供たちを指導できるよう、普及育成活動とレフリー養成を並行して行っていきたいと考えています。また、今大会では勝敗を記録せず、各スクール間の交流を重視しました。子供たちが楽しくボールを追いかける姿は、普及育成に関わる者として微笑ましく、保護者の皆さんが大きな声で応援する姿も懐かしく感慨深い一日となりました。
次年度以降も、県内ミニ・タグラグビー普及の要として、近県スクールとも交流を図れる機会作りとして、大会を継続する予定です。また、この事業をサポートしてくださるスポンサー募集活動も今後検討していきます。
当協会では今後もジュニア育成を含めたすそ野拡大のために、将来を見据えて計画的に普及育成活動を推進してまいります。
-大会概要-
【名 称】:第2回福島県ラグビースクール交流大会
【主 催】:福島県ラグビーフットボール協会
【共 催】:福島県少年ラグビースクール連絡協議会
【協 力】:勿来少年ラグビースクール
【開催日】:2024年2月11日(日)
【会 場】:いわき市 鮫川河川敷グランド
【参加者】:勿来少年ラグビースクール、いわきラグビースクール、郡山少年ラグビ-スクール、福島市少年ラグビ-スクール
スクラム・ジャパン・プログラム事務局様に取材いただいた内容をもとに作成しました。
12月10日(日)、アロハフィールドにて令和5年度福島県高体連ラグビー専門部強化事業「三地区対抗戦」を行いました。県北、県南、いわきの三地区に分かれ、各地区の選抜選手が対抗戦を行いました。いわきが2勝、県南が1勝1敗、県北が2敗という結果になりました。
また、今年は学年別の交流試合を行いました。実戦機会の少ない1年生も含め、他校の選手とコミュニケーションを取りながら、試合経験を積みました。
今後もオール福島で強化活動に取り組んでいきたいと思います。
令和5年10月11日に鹿児島県で開催された国民体育大会に出場してきました。
リーグ戦の対戦相手は、優勝した埼玉、長崎、大阪チームです。
どの対戦相手も高いレベルを常に経験している選手が集まっているチームでした。特に埼玉は、国内最高リーグでトップを狙うPTS(自衛隊体育学校)の選手が主力でした。日ごろのトレーニングや、経験値に大きな差がありました。福島県女子チームも最後まで精一杯のプレーをしましたが、国体の大舞台で力を発揮する事はさせてもらえませんでした。残念ながら、初日のリーグ戦で3戦3敗となり、8チームで行われる決勝トーナメントには進めませんでした。
とは言え、試合を重ねるごとに随所で良いプレーが見られるようになりました。最後の大阪戦はあと少しでトライを奪うまで攻め込み、ディフェンスも踏ん張りを見せるようになりました。大舞台、緊張感の中で、東北では戦ったことのないような強い相手とラグビーをする中で、確実に成長したと思います。
この経験をもとに、福島県らしい戦い方、強化の方向をこれから探っていきたいと思っています。福島県は、中心になるような実業団チームがありません。全員が高校時代、県内で活動していた本当の意味でオール福島チームです。
この一体感やつながりの良さを継続しながら、一つ上のステージに上がれれば良いと考えています。
福島県女子ラグビーの応援、今後ともよろしくお願いいたします。
サポートしてくださる方々や、ラグビーに興味を持ち、ラグビーをしてみたいと思った女性のみなさん。心からお待ちしております。
国体の大切な使命は、試合のほかにも存在します。それは開催地域との交流です。鹿児島の文化に触れるとともに、食や観光、人々との交流も積極的に行いました。
(写真をご覧ください)
最後に、国体出場に際してご支援いただいた皆様を紹介させていただきます。
おかげさまで、控え選手やサポートメンバーを含めた総勢19名で鹿児島国体に参加することができました。ご支援、心から感謝いたします。
株式会社 緑屋酸素 様(いわき市)
株式会社 英高 様 (南相馬市)
株式会社 ハーフタイムトラベル 様(いわき市)
磐城高校ラグビー部OB会様
平工業高校ラグビー部OB会様
磐城高校、平工業ラグビー部卒業生有志の皆様
福島県ラグビーフットボール協会
いわき市ラグビーフットボール協会
ラグビー福島県女子は、8月19日、20日、岩手県釜石市「鵜住居復興スタジアム」で実施された東北総合体育大会において4戦全勝で優勝しました。
福島17-14青森
福島22- 0秋田
福島15-10岩手
福島28-17宮城
ラグビー競技は2016年に女子のカテゴリーが国体に設定されました。本県女子チームは東北総体初優勝、国体初出場となります。
国体ラグビー女子競技はオリンピック同様7人制の試合です。15人制と同じグラウンドの大きさに7人なのでボールも人も大きく動きます。スピード感があり、ダイナミックなランニングが魅力です。試合時間は前後半7分と短いですが、1日2試合実施されます。(国体は1日3試合)なかなかの激しさですので、試合間の時間にいかに回復(リカバリー)するかが大きなカギになってきます。「激しく戦い、しっかり回復」ということです。
優勝候補の青森は「さくらオーバルズ」という、国内の上位大会で活躍する強豪クラブ所属の選手達です。福島県は全員が県内(磐城高校、平工業)の現役生とOG選手。女子チーム「ロザージュふくしま」を結成し、高校時代からともに練習・試合をし、お互いを理解し合っているのが強みです。
今年度の本県女子チームは総勢15人(高校生7人)の選手でミニ国体(東邦総体)に臨みました。試合メンバーは10人はゲームに集中、サポートメンバーの5人がリカバリーのための準備を徹底します。まさに全員でつかみ取った勝利でした。
日置彩乃キャプテン(平工業→日体大→ブレイブルーヴ)
「高校生の時にラグビーを初め、8回目のチャレンジで念願だった優勝を飾ることができました。チーム結成当初は初心者ばかりで、なかなか試合にならないチーム状態で大変だったことも多々ありましたが、多くの方々の情熱とさまざまな支援のおかげでここまで成長することができました。チームに携わってくださった方々には心から感謝しています。
負けから学ぶことも多く、ここまで努力と改善を続け年々強くなってきました。昨年は決勝で青森県に敗れ悔し涙を流した分、今回優勝できたことは本当に嬉しいです。
今年は怪我人も多く、チーム内も万全な状態ではなく苦しい状況ではありましたが、大学生になった江尻栞那(平工業→日体大)、磐城高校の2名(永島沙菜・木田千晴)の成長がチームに勢いをもたらしてくれました。試合に出ていないサポートメンバーも含めて、1人1人が自分の責任を果たし、全員がひとつになって戦えたと思います。福島県チームとして闘えたことを誇らしく思います。応援してくださりありがとうございました。」
この結果、女子チームは10月に鹿児島県鹿児島市で実施される「燃ゆる感動 かごしま国体」ラグビー競技に出場します。
東北総体の試合は下のリンクからご覧になれます。
8月19日(岩手戦、秋田戦)
https://www.youtube.com/live/krnIZ0Md9pM?si=5uMdiWTbb24yoQg3
8月20日(青森線、宮城戦)
https://www.youtube.com/live/PYdUjE7vHps?si=C11ZMPTVCpWm7JKq
昨年、8月上旬に開催した鮫川グラウンドでの練習試合(高校生対象)を、今年は「鮫川ラグビーフェスティバル」として実施いたします。
今年は8月8日から11日の4日間となります。
興味のある高校さんは県内外を問わず、事務局までご連絡ください。
よろしくお願いします。